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【No.095】化粧品ブランドのブランドリフト測定——認知・好意・購買意向の変化を追う方法

化粧品ブランドのブランドリフト測定——認知・好意・購買意向の変化を追う方法

「広告を打ったが、ブランドへの認知や好感はどれほど変わったのか」——直接的なCVやROASでは捉えられない広告の間接的な効果を測定するのが「ブランドリフト測定」です。本記事では、化粧品ブランドのブランドリフト測定の方法と活用法を解説します。

第一章|ブランドリフト測定とは何か

ブランドリフト(Brand Lift)とは、広告に接触したことによるブランドへの認知・好意・購買意向の変化量を測定する手法です。

代表的な測定指標は4つです。ブランド認知度(広告を見る前後でそのブランドを知っているか)・広告想起率(その広告を見たことを覚えているか)・好意度(そのブランドを好きと感じるか)・購買意向(そのブランドの商品を買いたいと思うか)です。

これらの指標は直接的なCVと異なり「中長期的なブランド価値の積み上がり」を示します。ROASが高くても好意度が低いブランドは長期的に脆弱であり、逆にROASが低くても認知・好意が高まっている広告は中長期的な売上基盤を作っています。

第二章|化粧品ブランドのブランドリフト測定の方法

化粧品ブランドが実践できるブランドリフト測定の方法を整理します。

プラットフォーム提供のブランドリフト調査。Meta・Google・TikTokなどの広告プラットフォームは、一定の広告予算規模を超えると「ブランドリフトスタディ」という測定ツールを提供しています。広告接触者と非接触者にアンケートを配信し、各指標の変化を測定します。

定期的なブランド認知調査。自社で定期的に消費者調査を行い、「この化粧品カテゴリで思い浮かぶブランドは?」「自社ブランドをご存知ですか?」という認知調査を四半期・年次で実施します。

SNSのUGC・メンション量の測定。SNS上での自社ブランドへのメンション数・ハッシュタグの使用頻度・ポジティブ/ネガティブな言及の比率を定期的にモニタリングすることで、ブランド好意度の定性的・定量的な変化を把握します。

第三章|AI時代のブランドリフト——AIモニタリングとの連携

AI時代においては、「従来のブランドリフト指標」に「AI上でのブランド認識の変化」を加えることが、より包括的なブランド評価になります。

「ChatGPTで敏感肌向けスキンケアを検索したとき自社ブランドが出るか」という月次モニタリングは、AI上でのブランドリフトの代替指標として機能します。出現頻度・出現する文脈・競合ブランドとの相対的な位置づけを追跡することで、GEO施策の効果測定が可能になります。

第四章|ブランドリフト改善のためのコンテンツ戦略

ブランドリフトを高めるためのコンテンツ戦略を整理します。

認知度向上。ショート動画・インフルエンサーPR・SNS広告によるリーチ拡大が有効です。

好意度向上。ブランドストーリー・サステナビリティへの取り組み・専門的なコンテンツ発信・コミュニティ形成が好意度を高めます。薬機法に準拠した誠実な情報発信が特に有効です。

購買意向向上。明確な差別化訴求・成分・処方への信頼構築・お客様の声の活用が購買意向を高めます。GEO対策による「信頼できるブランド」としてのAI上での評価向上も購買意向に影響します。

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公開日:2026年 | カテゴリ:マーケティングトレンド | 執筆:ライジング・コスメティックス マーケティング戦略室