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【No.030】化粧品の「続けやすさ」訴求——定期購入継続率を高めるCRMコピーの技術

コピーライター術

化粧品の「続けやすさ」訴求——定期購入継続率を高めるCRMコピーの技術

化粧品D2Cビジネスにおいて、定期購入の継続率(リテンション率)は収益性を決定づける最重要指標の一つです。初回購入を獲得しても、定期解約が多ければLTVは上がりません。継続率を高めるための鍵は、定期購入者との継続的なコミュニケーション——すなわちCRMコピーの質にあります。本記事では、定期購入継続率を高めるCRMコピーの技術を解説します。

第一章|なぜ定期購入者は解約するのか——解約理由から設計を逆算する

定期購入の解約理由を把握することが、継続率向上のCRMコピー設計の出発点です。化粧品定期購入の主な解約理由は次の通りです。

「効果を実感できなかった」。使い始めて数回で「変化がない」と感じた場合、継続する動機が失われます。適切な使い方・継続期間の案内が不足していると起きやすい解約理由です。

「使いきれずに溜まっている」。お届けサイクルが合っていない、または使用ペースと配送頻度がずれている場合に起きます。サイクル変更の案内・使い切り方の提案がCRMコピーで必要です。

「他の商品が気になった」。競合に流れるケースです。ブランドへの愛着・独自の価値を感じてもらえていれば、競合への流出は減ります。

「お金の問題」。経済的な事情による解約は防げませんが、「定期コースの一時停止」「次回お届け日の変更」という選択肢をわかりやすく案内することで、完全解約を防ぐことができます。

第二章|解約を防ぐCRMコピーの設計——各フェーズ別アプローチ

定期購入の各フェーズに応じたCRMコピーの設計を整理します。

初回お届け直後(Day1〜7)。「正しい使い方」と「どのくらいで変化を実感できるか」を伝えるコミュニケーションを送ります。「使い始めてすぐに劇的な変化が起きる商品ではありません。まず1ヶ月、毎日続けることで、肌のベースが整っていきます」——過度な期待を調整しながら継続を促す文章は、薬機法の効能断言に触れません。

2〜3回目のお届け前(継続意向が分かれる時期)。「続けているお客様の変化の声」を届けるフェーズです。先述のUGC活用の観点から、薬機法に準拠した使用体験のコメントを紹介します。「使い続けて2ヶ月、朝の肌のもちもち感が変わってきた気がする」——このような生活感のある変化の言葉が継続動機になります。

解約申し出があった時のリテンションコピー。解約理由を確認し、理由に応じた解決策を提案します。「効果を感じられていない場合、使い方を変えることで変化が出るケースがあります。よければ一度ご相談ください」という対話型のアプローチが、解約を留保させる可能性を高めます。

第三章|「続けたくなる」ブランドとの関係を作るCRMコピー

解約防止だけでなく「このブランドが好きだから続ける」という愛着を育てるCRMコピーの考え方を整理します。

商品の裏側にあるストーリーを届ける。「今月お届けする美容液に使用しているシアバターの産地をご紹介します」「この季節のおすすめの使い方を開発担当がお伝えします」——購入者限定の情報・ストーリーを定期的に届けることで、ブランドへの愛着が深まります。

会員であることの特別感を演出する。「定期会員様限定の新商品先行案内」「会員様だけにお伝えする成分解説」——定期購入者としての特別な扱いを感じてもらえるコンテンツが、継続の価値を高めます。

「自分の肌を大切にする」というライフスタイル訴求。「毎朝のスキンケアを、ちゃんと続けている自分が好き」——商品の機能ではなく、そのブランドのスキンケアを続けることが「自分を大切にしている」という感覚につながるコピーが、長期継続の心理的支柱になります。

第四章|CRMコピーの薬機法チェックポイント

定期購入者へのCRMコンテンツも薬機法の規制対象です。継続を促す文言に効能断言が入らないよう注意が必要です。

「続ければシワが消える」「3ヶ月で肌が変わる」などの継続使用による効能断言はNGです。「続けることでうるおいが保ちやすくなります」「毎日のケアが積み重なって、肌のベースを整えます」という表現が適切です。

まとめ

定期購入継続率を高めるCRMコピーは、解約理由の理解・フェーズ別アプローチ・ブランド愛着の醸成という三つの軸で設計します。薬機法に準拠しながら、購入者との長期的な関係を築く言葉を作ることがLTVの最大化につながります。

ライジング・コスメティックスでは、CRMコピーの設計・制作・薬機法チェックを一貫して提供しています。

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公開日:2026年 | カテゴリ:コピーライティング | 執筆:ライジング・コスメティックス マーケティング戦略室