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【No.019】化粧品LPのキャッチコピー——クリックを止める一行の作り方

コピーライター術

化粧品LPのキャッチコピー——クリックを止める一行の作り方

化粧品LPにおいて、キャッチコピーは「3秒の関門」です。ファーストビューに表示されるキャッチコピーが読者の心を掴めなければ、どれほど丁寧に作り込んだLPでも読まれません。しかも化粧品は薬機法の制約があり、強い効能訴求を使えません。この「3秒で掴む・薬機法に準拠する」という二つの条件を同時に満たすキャッチコピーをどう作るか。本記事ではその方法を解説します。


第一章|化粧品LPのキャッチコピーに求められる3つの役割

キャッチコピーには大きく3つの役割があります。

役割1:スクロールを止める。広告をクリックしてLPが表示された瞬間、読者は「自分に関係ある情報かどうか」を瞬時に判断します。キャッチコピーがその判断基準になります。「これは自分のことだ」と感じた瞬間にスクロールが止まります。

役割2:続きを読みたくさせる。キャッチコピーは答えではなく、問いかけです。「もっと知りたい」「この先に何が書いてあるのか」という好奇心を生むコピーが、読者をLP本文へと引き込みます。

役割3:ブランドの世界観を伝える。最初の一行が、ブランドの雰囲気・価値観・ターゲット像を決定づけます。「この商品は誰のためのものか」がキャッチコピーで伝わることで、読み進めるかどうかの判断がされます。


第二章|薬機法に準拠しながら強いキャッチコピーを作る型

化粧品キャッチコピーで使いやすい型を5つ紹介します。

型1:「悩みの言語化型」。読者の悩みをそのまま言葉にします。「朝、鏡を見るたびに乾燥が気になる。」「夕方になると、化粧が崩れる一日に疲れた。」効能を言わずに「この商品は自分のためにある」と感じさせます。

型2:「使用感描写型」。使った感触・感覚を具体的に描写します。「塗った瞬間、するりと肌になじむ軽さ。」「朝起きたとき、ほおがぷるんとしている感覚。」効能の断言ではなく、体験のイメージを与えます。

型3:「理念・哲学型」。ブランドの価値観・こだわりを一言で表現します。「肌に必要なものだけを、丁寧に。」「スキンケアは、自分を大切にする時間。」商品の効能ではなくブランドの姿勢を伝える型で、薬機法上の問題が生じにくい表現です。

型4:「ターゲット呼びかけ型」。特定のターゲットに直接呼びかけます。「敏感肌で、何度もあきらめてきた方へ。」「30代になって、肌の変化を感じ始めた方に。」ターゲットに「自分のこと」と感じさせ、続きを読む動機を作ります。

型5:「変化の予感型」。結果を断言せずに、変化への期待感を示します。「毎朝のスキンケアが、楽しみに変わる。」「うるおいが、一日の自信になる。」効能の直接訴求ではなく、生活の変化を示す表現です。

第三章|キャッチコピー作成でよくある失敗パターン

化粧品LPのキャッチコピーでよく見られる失敗パターンを整理します。

失敗1:情報を詰め込みすぎる。「高浸透型セラミド3種類配合で乾燥を防いで小じわを目立たなくする美容液」——成分・効能・特徴をすべて詰め込んだキャッチコピーは読みにくく、何を伝えたいのかが伝わりません。キャッチコピーは「一つのことだけ」を伝えます。

失敗2:すべての人に向けて書こうとする。「あらゆる肌質に対応」「誰でも使いやすい」という表現は、誰にも刺さりません。ターゲットを絞ることで、むしろ訴求力が高まります。

失敗3:薬機法を気にしすぎて言葉が死ぬ。「潤いを保ちます」「肌をすこやかに整えます」——このような表現は薬機法的には問題ありませんが、それだけでは読者の感情を動かせません。薬機法の範囲内でも、読者の感情に届く言葉を選ぶ工夫が必要です。


第四章|キャッチコピーのA/Bテストと改善の考え方

キャッチコピーは作って終わりではなく、テストして改善することで訴求力が高まります。

A/Bテストでは、キャッチコピーだけを変えた2パターンのLPを同時に配信し、スクロール率・滞在時間・コンバージョン率を比較します。「型1(悩みの言語化)」と「型3(理念・哲学型)」を比較することで、そのターゲットにより刺さる表現の型が見えてきます。

改善の際には、数値だけでなく「なぜ数値が変わったか」の仮説を立てることが重要です。「悩み言語化型の方がコンバージョンが高かった理由は、このターゲットが共感重視だから」という仮説が次のコピーの精度を上げます。

まとめ

化粧品LPのキャッチコピーは、薬機法の制約の中でも「読者の感情を動かす一行」を作ることができます。悩みの言語化・使用感描写・ブランド哲学・ターゲット呼びかけ・変化の予感という5つの型を使い分け、ターゲットに合った表現を選ぶことが訴求力向上の鍵です。

ライジング・コスメティックスでは、化粧品LPのキャッチコピー制作から薬機法チェックまでワンストップで対応しています。

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公開日:2026年 | カテゴリ:コピーライティング | 執筆:ライジング・コスメティックス マーケティング戦略室